前回のブログで、こんなことを書きました。
自分で立てた目標をクリアするために計画を立てる。
立てた計画通りにやってみる。
やってみたら計画通りにはいかないことが分かる。最初に頭の中で描いているイメージには修正が必ず必要になってくるっていうことをテスト勉強を通して私は知ったわけです。
で、私はこれで学んだことを自分の本当の望みに自然とつなげていたと思います。
どうせやらなあかんことなら、望みのために利用しちゃえ!と思った時の話 vol.7
さて、今回のブログでは、競技で最高のパフォーマンスを生み出すために、私がぜひともお伝えしたい内容です。
身体的な能力がそんなに高くない私がこれの効果を実感してるのに、もし、あなたがこれを知らなくてまだ試していないとしたら、これを使えばものすごいパフォーマンスを生み出せるに違いないのです!
絶対に活用してほしい!!
大事なポイント、包み隠さずお伝えします!
最初に頭の中で描いているイメージには修正が必ず必要になってくる
このことを上手く使えば、あなたのパフォーマンスはあなたの思うように生み出すことができるんです。
まず、毎日の練習場面で私がイメージの修正をどんな風にやってたかをお話します。
自分の練習の番がやってきた時、前にやっている人のプレイの様子を見ていたのに、自分がやってみると思ってる以上に上手くできなかったりします。
「おやっ?」
と思いますよね。
ここで、そのまま次の番も同じようにしていては、「なんだか上手くいかない」ということが続くわけです。
で、それを続けていくと、「練習してるのに全然上手くなっていかない」ということが起こるわけですよね。
練習のしかた・取り組み方がすごく大事なんですよね。
でも、こういうのって、細かく教えられることってあまりないんじゃないかと思うんです。
私も中学生の時には気づいたら無意識のうちにそんなことをやってた、という感じなんです。
だから、私以外のみんなもそうしてるんだと勝手に思ってたし、わざわざ人に説明する必要なんかないと思ってたので、教師時代にもポイント的にはアドバイスすることはあっても、このことを理論立てて説明することはありませんでした。
でも、たくさんの生徒たちに出会って指導したり、心のしくみについて学んだり、他者のマインドを変えるお手伝いをするようになって、人と自分との違いに気づけたことで、私が中学校時代にやってたことはこういうことだったんだなって、客観的に捉えることができてきました。
なので、今の私なら、どこがポイントで、どこを改善したらパフォーマンスに変化が起こるのかということをご説明できるんじゃないかと思っています。
で、私がそうだったように、自然とそれをやっている人もいるかとは思います。
でも、これを無意識でやるのと、意識して意図的に取り組んでいくのとでは生み出されるパフォーマンスの質も違ってくると思うので、これを機会にどこの何が大事なポイントだったのかを理解して、毎日の練習に取り入れてもらってはどうかと思います。
まず、私がやってたのは、自分の番が来るまでの時間、上手くできている人と自分とのどこに違いがあるのかに注目して見ていました。
細かくです。
足のつま先の向き、身体の向き、ひざの向き、目線、手の角度、タイミング、リズム感、強さ、、、など、まずはとにかくできる限り同じように真似をしてみました。
そうすると、何が分かるのかというと、さっきの「自分なりにやってみたプレイ」と「上手な人を真似したプレイ」では、どんな感覚の違いがあるのかということを身体で分かるんですよね。
武井壮さんも前にテレビで言われていましたが、自分の頭でイメージしていることを、実際に身体で動かしてみると、最初はイメージと実際の動きにズレが生じてるんですね。
それが最初の「おやっ?」の時ですね。
で、それを動画に撮って修正をしていくと良いんでしょうが、毎日の毎回の練習でそんなことをイチイチやってられないということがほとんどです。
なので、それを他人の姿をビデオ代わりに使っちゃおう、ということです。
で、人数が多いと1つの練習メニューを何十回もできないわけです。
だいたい3回くらい。
ということは、その3回で何とか修正したいわけです。
ということは、めっちゃ集中しないといけないわけです。
「3回もしんどいことせなあかん・・・」じゃないんです。
「チャンスは3回しかない!」なんです。
で、実際の試合では、
「そのチャンスは1回しかない!」わけです。
なんとなく3回練習こなしてたって上手くなんかならないんです!
それを私はテスト勉強で身にしみて学習していますから。
それで、以前のブログでもお伝えしていたように、この1回1回の場面を、本番だと思って先取りして楽しみたいので、1回1回が試合なんです、私にとっては。
上手くいかなかったら相手にボールを奪われることになるし、シュートを落としたら次はオフェンス時間からデフェンス時間になってしまうわけです。
で、上手くいかなかったら、負けちゃうかもしれないんです。
先輩たちに混じって試合してるのに、私のせいで負けるわけにはいかないんです!
(ちなみに、まだ、試合には出てません。笑)
これを、練習の場面でやってたわけです。
つまり、毎日の練習で、すでに本番と同等のプレッシャーを感じられているわけです。
だから、本当の試合の時には必要以上に緊張しないでいられたわけなんですね。
だって、毎日が緊張感にあふれてるんで。(笑)
もう一度念を押しておきますが、これ、私が一人で勝手にやってるごっこ遊びです。
誰からも強制されてません。(笑)
もう少し正確にお伝えすると、こうです。
私がやっていたのは、「緊張しないようにした」というより「緊張感のある中でも望んでいるパフォーマンスを発揮しようとした」ですね。
結果的にそれが、本番で必要以上の緊張を感じないで済んだ、ということだったんだと思います。
で、家に帰ってからは、今日の練習の反省を「クラブノート」に書くわけです。
これが本当に良かったです、私にとっては。
「クラブ(部活)ノート」っていろんなチームで取り入れられていると思います。
で、毎日書くのが面倒くさいなって思っちゃうこともあります。
でも、このノートの使い方次第で本当にパフォーマンスって変わると思うんです。
で、その使い方がイマイチ分からないままやってるから、ただ単に苦痛でしかない作業になっちゃうと思うんですね。
これも、最高のパフォーマンスを生み出すために、すごく大事なポイントの1つなんで、細かくお伝えしていきますね。
私の場合は、クラブノートの書き方をこう教わっていました。
まず、練習メニューを書く。
で、反省・感想を書く。
まずは、練習メニューを思い出しながら書きます。
たくさんあるので、結構、書いていくの大変です。
書くのをさぼって何日かまとめて書いたりすると、すごく大変です、思い出すのに。
だから、やった順番に思い出していきます。
で、「この時、こんなこと思ってたな~」とか「この時、こんな失敗したな~」とか「この時、こんなことで怒られたな~」とかがあると思い出しやすいわけです。
で、こう思ったわけです。
「次の練習の時に忘れていたくないこと、書いておこう」
これは、テスト勉強の時にやってた『私はこれを忘れますリスト』と同じ感覚だったかもしれません。
上手くできている人と自分との違いに気づいて自分のプレイを修正してみる。
やってみて気づいたことをまた修正してみる。
これを練習中にやってた私は、3回しかないチャンスで修正できたことを基にして、次の3回のチャンスでもっと上手になりたいわけです。
だから、その日にやってみてどうだったのかの感想と、次にはどうしたいか(どこをもっと修正したいか)を忘れないようにしたいわけです。
だから、それをクラブノートを使って残していたわけです、次の日の私のために。
テストのために授業中にやってたノート右端5㎝に作った『私はこれを忘れますリスト』=クラブノート。
ノートの右端5㎝を『私はこれを忘れますリスト』スペースにして、授業中に「コレなんだっけ?」が出てくるたびに、そこにそれと、それについての説明文を、次の授業の時には忘れているであろう自分のためにメモしておいてあげました。
どうせやらなあかんことなら、望みのために利用しちゃえ!と思った時の話 vol.7
でね、書くって、すごくいいと思うのが、忘れてもいいっていう状態を作れることだと思うんです。
「覚えておかなきゃいけない」って思うと、知らず知らずのうちに頭の中の容量がいっぱいになってきちゃいませんか?
パソコンとかと同じで、容量がいっぱいになってきちゃうと、重くなって頭の回転スピードが落ちたりしてくるんですよね。
若いうちは大丈夫だったのに、歳を重ねてくると物忘れが増えたり、物覚えが悪くなるのってこういう理由でなんじゃないか、と私は勝手に納得してます。(余談です)
でも、それを、忘れてもいいっていう状態にしておくと、頭の中の要領に空きスペースができて、他のことに頭を使えるんですよね。
だから、閃きやすくなる。
これが、すごく良かったんだと思います。
で、忘れてもいいっていう状態になると、意外と書いたこと、ノートを見返さなくても覚えてたりするんです、というか、必要な時にパッとそれだけが出てくる感じというか。
あと、書くことによって、整理されるんですよね。
言語化しようと思ったら、点と点をつなげて線にする必要が出てきます。
で、練習の時には気づかなかったことに気づけたりする、改めて。
で、何よりも大事なのは、これです↓↓↓
次の練習で「どうしたいか」「どうありたいか」という望みを明確にするってことです。
今日の練習での自分はこうだった。
これを踏まえて、次は「どんな自分でありたいかな」、を自分に聞いてみる。
で、「次はこんな自分を選択しよう!」を決める。
すると、「できてなかった過去の自分」から、「望む自分の姿」へと視点が切り替えられている状態になってるんです。
スポットライトを当てる場所を替えるんです。
だから、クラブノートを書くときに「これができなかった」「これがダメだった」で終わってたらもったいないんです!
「こうしたい!」「こうありたい!」まで書かないと!
この2つはセットです!
まずは、クラブノートの書き方がそうじゃなかったという人は、ここまでやってみてください。
ご自分でも変化に気づけると思います。
次につづく・・・。
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