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オリジナルのパフォーマンス/プレイスタイルを生み出すってこういうことじゃないか、って思う話【vol.9】

今回は、前のブログの続きです。

で、何よりも大事なのは、これです↓

次の練習で「どうしたいか」「どうありたいか」という望みを明確にするってことです。

今日の練習での自分はこうだった。
これを踏まえて、次は「どんな自分でありたいかな」、を自分に聞いてみる。
で、「次はこんな自分を選択しよう!」を決める。

すると、「できてなかった過去の自分」から、「望む自分の姿」へと視点が切り替えられている状態になってるんです。

スポットライトを当てる場所を替えるんです。

だから、クラブノートを書くときに「これができなかった」「これがダメだった」で終わってたらもったいないんです!
「こうしたい!」「こうありたい!」まで書かないと!

この2つはセットです!

自分のパフォーマンスを思うように生み出してた時の話 vol.8

前回の話は、反省だけで終わらないで、「じゃあ、どうだったら最高なのか」という望みに気づいて、それを忘れないように次の自分のために書いておいてあげる、ということでした。

「じゃあ、どうだったら最高なのか」

これ、すっごく大事なポイントなんです!!

何にか。

オリジナルのパフォーマンスを生み出すためにです。

詳しくお伝えしていきます。

前回の練習での話は、上手にやっている人のプレイを真似して自分のプレイを修正する、っていうことをやってました、というお話でした。

でも、やがて、こういう時が訪れました。

あの人と自分では、身体能力が違うから同じようにやっても上手くいかない・・・。
あの人だったらできるけど、私では同じ結果にならない・・・。

で、そんな時はまた、相談するんですね、自分の中のドラえもんに。

で、その時も大事なのは
「じゃあ、どうだったら最高なのか」
です。

スタートは必ずそこからです。

で、ここでも、それをできるかできないかは考えてません。
私がやりたいと思うか思わないかが自分にとっての選択基準なんです。

こうしたいんだけどあの人の真似をしてみても上手くいかなかった。どうしようか」

例えば、こうです。

○○をしたい、けど、私のスピードでは間に合わない。どうしようか」
「フライング気味でスタートしてみたらいいんじゃない?」
「なるほど、陸上じゃないんだからフライングしたって反則にはならない。それいい!」

私の場合は、スピードでは勝負できなかったわけです。
(POINT:ここでも、スピードでは勝負できない自分を否定しません)
だけど、バスケットボールなら他の人と同時にスタートしなくったっていいわけです。

で、それをするためにはどうしたらいいかな、を考えたわけです。

で、出た答えが
「先を読めばいい!」
でした。

先を読むためには、人が次に何をしようとしているのかを感じ取る必要があります。
つまり、人の心を読むということです。

これ、そういえば、私の得意なことでした!

「私って、人の気持ちはなんとなく分かるけど自分の気持ち、良く分からんかもしれん…。
 これって、ヤバイかも~!!」

そこから、毎日というよりも毎瞬毎瞬「この人は何を思っているんだろうか」と自分で自分に問いかけてみることにしたんです。

私、このままではヤバい・・・と思った時の話 vol.6

と思ってたわけですから、人の心を読むことの方が私にとっては簡単なことだったんですね。

こうやって、スピードでは勝てない私は、フライングをするために人の心を読んで、次に何が起こりそうか、ゲームの展開を読みながらプレイするようになったわけです。

で、やってみると、この方法は本当に自分に合っていたわけです。

身体能力的に人より優位にたっているわけではない私は、体力的にもできるだけ温存したいわけです。
で、この方法なら、頭の中はすっごく集中していてフル回転してるんだけども、身体を動かすのは「今だ!」というタイミングで動けば良かったんですね。

つまり、むだな動きを減らせる。

こんな風に生まれた私のパフォーマンスは、最初に「この上手な人の真似をしよう」と思ってお手本にしたパフォーマンスとは、別の形で新しく生み出されています。

こうやってオリジナルのパフォーマンスが生まれていった、んだと思います、自然と。

「自然と」っていうのは、自分としては「オリジナルのパフォーマンスを生み出してやろう!」と思ってそうしたわけじゃないっていう意味です。
こうなったら最高〜!っていうワクワクに従ってごっこ遊びをしてたらそうなっていったわけです、勝手に。

最初に頭の中で描いているイメージには修正が必ず必要になってくることを上手く活用して、自分の特性を生かしながら、まずはイメージの中で修正をかけていくわけです、実際に身体を使ってやる前に。

で、その時に大事だったのが、自分はこれが嫌・これが苦手を見逃さないできちんとキャッチしてたってことなんです。

自分のこれが嫌・これが苦手を失くそうという感覚じゃなくて、それを利用しちゃえ!です。

だって、私にはスピードを急激に速くさせる方法が分からなかった。
毎日頑張ってるけど、その方法は分からない。
スピードが上がらないと望みのパフォーマンスができないのなら、それができるようになるのっていつなの!?ってなっちゃう。
そんなの、待ってられない。
だったら、今のままの自分でも「○○がしたい」を叶えられそうな方法は何なのかを考えた。

つまり、自分にとっての「嫌」が分かるからこそ自分にとっての「最高」を見つけられて、自分の「苦手」があるからこそ「オリジナリティ」を発揮できるってことなんです!

で、人の真似から発展させて、このオリジナルのパフォーマンスを生み出すのに、クラブノートを書く時間を使っちゃえばいいっていうことなんです。

今日の練習を振り返ってみる。
これは上手くいったな~ということも、もちろん思い返して味わう
上手くいかなかったな~とか、もうちょっと上手くやりたいと感じてるのは何かを自分に聞いてみる。
じゃあ、それがどうだったら最高かを自分に聞いてみる。
その理想のパフォーマンスをやっている所を頭の中でイメージしてみる。

で、イメージしてみた時に、「あれっ、この流れのままだと自分だったら上手くいかない感じがする」という違和感を見逃さないでキャッチする
その違和感を感じる部分をイメージの中で修正する。

ここ↓↓↓次、大事なポイントです。

まず、「あれっ、これは自分だったら上手くいかない感じがする」という違和感を見逃さないためには、やっぱり自分のことを知っていないとダメなんですね。

自分は何は得意で何が苦手なのか。
自分は何が嫌でどうだったら良いのか。
これを知っていないと、リアルにイメージできないんです。

例えば、私の場合はスピードではあんまり勝負できないっていう苦手ポイントがあるわけです。

じゃあ、普通に勝負したらここでやられてしまうな、っていうこともちゃんとイメージするっていうことです。

上手くいかないという現実もきちんと受け止めるんです。
そこからスタートしないと、机上の空論になっちゃうわけです。

リアルな自分で考えた時に、上手くいかないだろうなっていう所を、「じゃあ、それのどこの部分をどんな風に修正すれば今の私でも目的を果たせるだろうか」ということを考えてみるっていうことです。

で、これを頭の中でやるのに、最初は時間がかかるんですね、きっと。
アイデアを出すのに。

なので、家に帰ってクラブノートを開きながら思いついたことをメモ代わりに書いていくんです。

そうすると、練習の最中に考えるより、ゆっくり時間を使って考えられます。
あ~でもない、こ~でもない、と自分の中のドラえもんと相談しながらアイデアを出し合うんです。

で、クラブノートを使ってやるこの作業こそが楽しい時間なんです!!

「こうなったらめっちゃ面白くないか!」
「明日は、これをやってみよう!」
それを、明日の自分のために書き残しておいてあげるんです。

で、その日、練習で上手くいかなかったことも、寝る時には「こうなったら最高」というイメージに書き換えられていて、明日を楽しみにしながら眠りにつけるわけです。

で、次の日の練習の時間に、昨日頭の中でイメージを描いていた、その「こうなったら最高」を実際に身体を使ってやってみるわけです。

で、上手くいったら「最高~!」となる。
イメージだけじゃなく、体感を通して。
上手くいかない部分が出てきたら、また、イメージし直すわけです。

これが練習の目的】です。

頭で想い描いた「こうなったら最高~!」っていう理想のパフォーマンスを、次は身体を使って表現してみる、ってこと。
だから、練習の時にこそいっぱい失敗しておかないと!

望みを抱いて、実際に手に入れてみた時に「なんかちょっと違うな」が出てきたら、望み直せばいいってことなんです。

で、これは、実際に身体を使ってやってみないと分からないことなんです。
つまり、行動するから次に必要なアイテムが見えてくるってこと。

で、これの繰り返しです。

でね、最初は時間がかかっていたイメージの修正も、慣れてくると練習中に修正できるようになってくるんですね。

で、試合中にももちろん同じことが言えて、試合中に修正をかけながら上達していけばいいっていうことなんですね。

練習は本番だと思ってやる。
本番はいつもの練習と同じようにやる。

ぜひ、一度、試しにやってみてください♪

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