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他人の発言やゲーム展開までイメージ通りになっちゃった、イメージの力のすごさを思い知らされた時の話【vol.12】

今回は、イメージの修正を使って、自分自身のパフォーマンスだけじゃなくって、他人のパフォーマンスとかゲームの展開とかっていう、自分以外のことにもイメージの力が効果を発揮した時のお話です。

これ、できたら、すごいと思いませんか?

でも、これって、特別なことじゃなくて、誰にでもできることだと思うんです。
だって、すごい人じゃない普通の私ができたんだから。
私が野球の大谷選手やイチロー選手みたいに偉業を成し遂げたようなスーパースターだったとしたら、自信を持って言えなかったかもしれません。
でも、そうじゃない。
だから、あなたもできます、絶対に。

イメージを修正するってことが、日常になってました。
競技だけじゃなくて、勉強とか、それ以外の日常生活全般においても。

で、大学を卒業して講師をしてた頃の話です。

初めての講師は、以前のブログにも書いていた通り、京都のある学校の体育の先生がお休みをされるということで、その代わりの講師として行ってたので、体育の授業を受け持ってたわけです。

私が講師をしてたのが11月から1月末ごろまで。

で、その先生がお休みから復帰されて私はまた、大学時代にバイトでお世話になっていたスポーツクラブでバイトを始めてました。

講師登録を地元の奈良県でもしていたので、3月に入ってから講師のお話をいただいたんです。
県からではなくて、奈良県のある市からのお話でした。

どういうことかというと、市での採用となると授業のお給料の単価も少し安めだったんです。

で、面接に行ってそこで言われたのがこうでした。

「非常勤講師で体育の授業を持ってもらうことになる。
 でも、分かってると思うけど、学校ってやることいっぱいある。
 だから、非常勤やけど一日勤務してほしい。」

やりたい体育の授業を持てるわけなので、その時は「分かりました」と引き受けました。

で、その後に、京都の教育委員会から電話がかかってきたんです。

「前に勤務してもらっていた所で、よく頑張ってくれたと聞いてます。
 で、その当該校の学校長からも、また講師の口があったら声かけてあげてほしいと言われてます。
 それで今回連絡させてもらったんですが、実は体育じゃなくて数学なら講師の話があるんですが、どうですか?」

教員免許は体育の免許しか持ってないんですが、許可申請すれば臨時免許というのが発行されて、数学の授業を行うことができるということでした。

私は、大学に進学するにあたって何の免許を取ろうかと考えてた時に、数学も候補にあったので、体育に比べると数学の方が得意なわけです、自分としては。↓↓↓

次は、何の教科の先生になるか。
『学生時代に自分が好きだったのは数学。だから数学の先生もいい。
 でも、座学の授業よりも、集団の中で自分を表現する機会が多い体育の授業で、しかもスポーツを通じての方が私にとっては伝えやすい。
 だから、教科は体育にしよう!』

こんな流れで私は苦手だった体育という教科を選択したんです。

いわゆる逆境、から抜け出せた時の話 vol.3

なので、抵抗はありませんでした、数学を教えることに対して。

でも、そうなると、先に奈良の方から講師の話が来ててすでに引き受けてた手前、断らなければなりません。

でも、私はこう思いました。

奈良の学校は私のこと知らない。
で、非常勤講師なのに常勤講師と同じような働き方をしてくれと言ってきている。
つまり、安い給料でたくさん働いてくれよ、って言ってきてるわけです。

でも、京都からの話は、私の働きを評価してくれていて、それで「ぜひとも!」と声をかけてくれた。
そちらも非常勤でということだったんですが、1校だけではお給料的に厳しいのでできれば複数校持たせてもらえたら有難いという私の申し出に対して、「分かりました」と調整をしていただいたんです。

どちらで働きたいかを考えた時に、私は自分の存在を大事に扱ってくれている京都で働きたい、って思ったんです。

なので、私は次の年、数学の教師として授業を受け持ってたんです。(笑)
楽しかったです、自分の好きな教科だったので。

で、授業の準備をする時にも例に違わず、イメージの修正を使って準備してたわけです。

もちろん、初めての授業の時には、どんなのか、やってみないと分かりません。
でも、それこそ、初めての時には自分の好き勝手にイメージできるっていうか、好き勝手にやっていいってことです。

だから、こんな展開になったらいいな~をイメージして、そうするためには次こう言ってみよう、っていう具合で授業の準備をしていくわけです。

で、やってみると、だんだんそのクラスの感じとかが分かってくる。

で、それに合わせて授業のイメージをさらに修正していくわけです。

その当時は、奈良の実家から京都の勤務校まで通ってたので、車でも約1時間半くらいかかってたんです、通勤時間に。

暇ですね、その時間。
だから、その日の授業のリハーサルをするみたいに、頭の中で「ここで、誰かがこう言ってくる、で、こういう説明をする!」って言う風にまた、ごっこ遊びをしてたわけです。

そうすると、その後の授業でこんなことが起こりました。

「それ、さっき言うたやん!」(笑)

もちろん、さっき言うたんじゃありません。
頭の中でやってたごっこ遊びと同じ展開が、実際の授業で起こってたんです。
だから、私の中では「そのやりとりするの2回目!」だったわけなんですね。

で、これって、生徒に私のイメージをシェアしてたわけじゃないのに、イメージ通りの展開が生み出されていたってことなんです。

授業においては、これを皮切りにしょっちゅう、こういうことが起こってました。

私が、さらに、イメージの力のすごさを体感した体験がありました。

それは教諭になってからの話で、受け持ってたバスケ部の大会での話です。

その大会は、予選はリーグ戦で総当たり、決勝はトーナメント戦の勝ち上がりでした。

予選で昨年の優勝校と当たった時には結構点差があいて、負けました。

当時のうちのチームは1年生主体のチームだったので、経験の差とか身長の差とか交代人数が少ないとか、色々負ける要素はあったと思います。
つまり、うちのチームからすると相手は格上のチームだったわけです

そのチームと再度、決勝トーナメントで当たることになりました。

そのまま、予選と同じように戦っていたら、当然結果は同じ、負けてしまうのが見え見えなわけです。

ここで登場、イメージの修正の出番です。

大会期間中に、身長を伸ばすとか、経験値を相手チームより上げるとか、メンバー数増やすとか、不可能です。

なので、今のメンバーの状態のままで、どうやったら負けた相手に勝てるチャンスを見出せるのか、をイメージの中で修正していかないといけないわけです。

勝てるとしたらこういう展開だなを、イメージの中で作り上げていくわけです。

すると、なんということでしょう!!

予選リーグでは大差で負けてたチームに、決勝トーナメントでは勝てたではありませんか!
で、結果、優勝しました。

予選で負けてから決勝で当たるまで、わずか2~3日しかなかったんじゃないかと思います。

イメージの力って、本当すごい。
やってできないことってないんじゃないか、って思います。

つまり、自分のパフォーマンスだけじゃなくて、他者や集団の動き、ゲームの展開まで、イメージの修正を上手く使えば、望み通りの展開を生み出すことも可能だってことなんです!

他者や集団に対してのイメージの修正も、やってたことは同じです。
ポイントはやっぱり、「こうだったら最高」からスタートして、上手くいかないであろうパフォーマンスや流れもきちんと目をそらさないでキャッチし、修正をかけていくってことだと感じてます。

3月にWBCで日本が優勝しました。
盛り上がりましたよね~。

その後、栗山監督がテレビ出演で色んなインタビューに答えていました。
その中の言葉にこんなのがありました。
「アメリカは格上のチーム。
 普通にやってたら勝てる要素はない。
 でも、勝てるとしたらこういう展開しかないな、と思った。
 そのイメージの通りに選手たちがやってくれたんです。
 選手たちが素晴らしいんです。」

もちろん、選手たちは最高に素晴らしいです。
でも、それだけじゃない。
栗山監督の「勝てるとしたらこういう展開しかない」のイメージの力、存分に発揮されてたはずです。

イメージしてないとそうはならない。

だって、普通にやってたらアメリカの方が強かったんですから、監督いわく。

大谷選手も以前、どこかでこんなことを言ってるのを目にしました。

「自分はイメージできたことはそうなるんで。」

私と一緒じゃないか・・・。
ファンの人たちに怒られそうですが、笑。
でも、もし、私のやってることと何かが違っているなら、それを知りたいです、私は。
もっとすごい方法を知れるのなら。

みなさんも、奇跡、起こせると思います、絶対に。

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