『この世の中は理不尽な所だ』と感じている場合、周りで起こる理不尽な出来事にはとても敏感に反応します。
そして、「やっぱりな」と自分の感じていることが正しいことを確認します。そうして、どんどん自分の信じてやまない信念を強めていきます。また、理不尽な世の中を嫌だと感じている一方で、自分の信念が間違っているということにはなってほしくないと思っているので、信念を強めるほど『理不尽な世の中』から抜け出すことは難しくなっていきます。
だから、所属しているグループを変えても、パートナーを変えても、仕事を変えても、付き合う仲間を変えても、理不尽な世の中に住んでいる感覚は変わりません。理不尽ではないこともたくさん起きているはずなのに、そのことには気づけないのです。
またそれに代わって、『この世の中は私の力を引き出してくれる所だ』と感じている場合、周りで起こる自分の力が生かせるような出来事にはとても敏感に反応します。そして、「やっぱりな」と自分が感じていることが正しいことを確認します。そうしてどんどん自分の信じて疑わない信念を強めていきます。そして、自分の力を引き出してくれる世の中は心地が良いし、そう感じている自分の感覚も間違っていないと感じているので、信念を強めるほど『私の力を引き出してくれる世の中』で生きることを楽しいと感じます。
だから、所属しているグループを変えても、パートナーを変えても、仕事を変えても、付き合う仲間を変えても、心地の良い世界に住んでいる感覚は変わりません。そうではないこともたくさん起きているはずなのに、そのことには気づけないのです。
あなたは、どちらの世界に住むことを選択するでしょうか。
どちらの世界の方が優れているということはないですが、自分を発揮したり、心地良く生きる、という点においては、後者の世界の方が適していることは明らかですね。
どんな信念も手放すことができるし、また逆に手に入れることもできます。
信念を持っているのには、そこにメリットと持つに至ったきっかけがあるからです。手放すためには、まずはそのきっかけが何なのかを探ること、そしてそこに感じているメリットを手放しても大丈夫だと思えるようになることです。
これまではメリットがあったけどもう手放したいと感じている信念を手放すことができて初めて、次に手に入れたい信念を手に入れることにつながります。
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