テクニックは思考から反応へ、マインドはその逆。反応から選択へ!

今日のタイトル「テクニックは思考から反応へ、マインドはその逆。反応から選択へ!」ですが、これはどういうことかというと、

毎日の練習で技術的なレベルアップを図るにあたって、最初はあるテクニックを習得する時に、考えながら身体を動かし、修正しながら、それを最終的には考えなくても身体が勝手に反応するまで覚えさせていきますね。

つまり、本番の場面でそのテクニックを発揮する時に考えるよりも早く身体が反応しているという状態を作り出すのが理想の状態です。

ですが、マインドのレベルアップを図る時にはその逆をやる必要があるということです。

私たち人間には、良くも悪くも『適応能力』というものが備わっています。

自分が今置かれている環境に順応しようとする働きのことです。

私たちはまず、生まれて育った所の環境に適応し、幼稚園・小学校・高校・・・といったようにそれぞれの環境に
適応しようとしてきました。

その時々に身を置いている環境でこういう時にはこうするもの、とかこうした方がいいな、こうしない方がいいな、といったことを学習し、その場に相応しい感覚を身につけてきています。

そういった感覚をもとに私たちは、目の前の出来事に対して「反応」していることが多いのです。

ですが、今身についている感覚はこれまでの環境に適していたものであったかもしれませんが、自分の目指している環境にも同じく適しているとは限りません。

例えば、あなたが「アメリカの大リーグで活躍するような選手でありたい」と思っていたとしたら、これまでに所属していた環境に適応しているかどうかよりも、「こうありたい」といった自分の望んでいる環境に適しているかどうかを
基準にして判断した方が良いということです。

つまり、目の前の出来事に対してこれまでの感覚をもとに「反応」するのではなく、「こうありたい」と思っている望みを基準にして、自分はどうしたいと思っているのかに意識をフォーカスさせて「選択」することで、望む未来の自分の姿に適した感覚を身につけることができるということです。

そうなってからそれに相応しい感覚を身につけようとするのではなく、そうなる前にそれに相応しいものを「選択」する習慣をつけておくと、そうなった時に慌てなくてすみますし、そのような環境を手にするチャンスが舞い込んできた時に見過ごしてしまうことなくキャッチすることができるようになります。

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